男性男娼もまた古くから

歌や踊りを披露する芸人の中に存在している。

能役者や歌舞伎役者が江戸時代までそれを行っていたことは知られていない。

ただし寺院の稚児や、武士のあいだの男色の相手は、売春ではないとされる。

人身売買が公然と存在した中世には、売春のための稚児の少年を一夜売る商売も存在した。

何種類もの形態で遊女が登場したように、男娼の世界においても、陰間茶屋の高級色子から、地方まわりの男娼芸人に至るまで、多様な姿で売春が展開していた。

日本では男娼という言葉は戦後小説「男娼の森」などをきっかけに広がった。

同性間では売春防止法は適用されないため、現在でもゲイ雑誌などでは堂々と売春を持ちかける投稿が少なからずみられる。

女衒女性を買い付けて遊郭などに仲介する女衒は、古くから存在している。

日本では19世紀後半以降、数多くの女性が女衒の斡旋により日本の農山漁村から東アジア・東南アジアなどの海外に渡航し、遊郭で働いた。

女衒として特に有名な人物に、村岡伊平治がいる。

また、こうした海外渡航した女性たちはからゆきさんと呼ばれた。
update:2010年02月17日